外国人留学生向け『燕三条スタディツアー』を実施しました。

日程:平成30年7月6日(金)9:30~18:00
主催:(公財)燕三条地場産業振興センター
対象:国際大学 長岡技術科学大学 新潟大学に在籍している外国人留学生(大学院生)
訪問先:藤次郎オープンファクトリー/諏訪田製作所/フジイコーポレーション
講座:山崎金属工業による「カトラリー講座」(レストランメッセピアにて高級カトラリーを使用)
参加者国籍:エチオピア・セネガル・ナイジェリア・南スーダン・ロシア・”ウズベキスタン・キルギス・シリア・ベトナム・ラオス・モンゴル・中国・インド・スリランカ・ネパール・バングラディッシュ

燕三条地場産業振興センターでは、この度、新潟県内の大学で学ぶ留学生に「燕三条地域」知って頂きたく、「スタディツアー」を開催しました。燕三条地域は、世界有数の金属加工製造の産業クラスターです。400年以上の歴史を持つ伝統工芸から最新技術まで、世界で高い評価を得ている工場が沢山ある地域ですが、海外ではまだまだ知名度が高いとは言えないのが実情です。一方で、新潟県は、国際大学をはじめ優秀な留学生を多く受け入れています。そこで、折角、世界各国から新潟へ来ている留学生にこの地域を知って戴こうと考えたのです。
今回は高度人材を想定し、留学生の中でも大学院生を対象としました。当日は17ヵ国28名が参加し、燕三条企業の工場で生の製造現場を体感、更に企業幹部と意見交換も行い「ものづくり」に掛ける想いをじっくり学んで戴きました。
開催後のアンケート結果でも、「このツアーで、日本の産業、特に新潟県の産業についての考えが変わった。」など、多くの感嘆の意見が聞かれ、また、複数の大学から参加した事で、「新しい友達を作るいい機会だった」との意見もあり、地域内の留学生の交流の場ともなったようでした。参加した留学生の多くは、母国に帰れば要職につく様な影響力の高い人材です。彼らに”生の現場” ”生の声”を体験してもらい、地域産業への理解を図る「スタディツアー」は、とても有意義な取組みであると実感しました。今後も、恒例にして毎年開催していきたいと考えています。