/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2003/01/06_/_/ じばさんメール 第26号 /_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 新年にあたって、地場産センター専務からの挨拶 ---------------------------------------------------------------------    新年明けましておめでとうございます。 --------------------------------------------------------------------- 県央地場産センター専務の坂田昌裕です。 21世紀に向けて新たな期待とビジョンを持って全国各産地は必死の覚悟で チャレンジしている姿が年間を通じて各方面より発信されていますが、当産 地の姿は如何なものであったかと反省を加え乍ら、新年の抱負を述べてみた いと思います。 先ず第一に、現在は戦後先例をみない不況でありますが、今まで繰り返さ れた不況とどこが違うのかということについて (1)需要の低下の仕方が極めてシャープで中小企業への打撃が前例にないくら い強くなっていること (2)最大の輸出市場=米国の景気の失速の影響を被ったこと (3)個人生活が満たされる等「消費ブームがつくりにくい」という構造的要因 (4)海外生産が貿易摩擦、生産コスト低下のための現地生産、現地調達で拡大 したこと (5)バブル崩壊以来の不良債権問題で金融機関等が衰弱していること (6)公共投資が縮小し総需要が低下していること と政策研究大学院大学の橋本久義教授は指摘しています。 このような経済環境の中で、モノづくり産地は夫々の特性を活かして産学 官の連携を図りつつ各種の支援事業を行っておりますが、実効を上げるには 中々時間がかかるものだというのが実感です。 現在当地域では地域産業振興のための戦略会議や振興ビジョンを策定して おりますが、現実的で即効的な施策のためには、実戦現場の企業と取り組む ための「戦略の現場化」がもっと必要なのではないかと思います。つまり、 戦略(スローガン)の中身を具体的にプロジェクト化し、事業予算とその必要 性を提案することなくして産学官連携事業は成立し難いということです。 第二は、本年度より三条・燕両市の共通課題4テーマを「県央アクション プラン」推進事業として実施しておりますが、これらを引き金に県央地域が あらゆる金属材料の産地内加工集積地として「モノづくり特区」に成長する こと。またそのため、当地域で不足している加工分野の充足と加工技術の高 度化を図ることが必要だと思います。 そして、両市とも商品企画、製造、流通等の人的ネットワークが最も機能 しやすい産業構造(小企業・多業種・地元問屋)をしているので、その良さを 発揮するために「多品種・小ロット・迅速生産」を可能とした「試作工場」 を目指し、そのための情報受発信・技術高度化・人材育成が急務と考えてお ります。 第三は、地域内や同業種内ではごく当たり前の技術・技能が、他圏・他分 野・他業種にあってはすばらしい技術・技能であり、高い評価をうるモノが 沢山あるということを、地域企業の方々にもっと知っていただきたいという ことです。 県央金属加工の遺伝子を明日の地域を担う若い人材に誇りと勇気を与える 最大の資源として、根気強く継承してゆくことが県央から世界に発信する 「ブランド商品」の夢につながってゆくことだと思います。       地場産センター専務 坂田昌裕 --------------------------------------------------------------------- ▼ 目次 ▽地場産センターからのお知らせ ・新商品開発・販路計画個別相談会1〜3月開催のお知らせ ・売れる商品開発システムミニセミナー開催のお知らせ ・インターネット講演会開催のお知らせ --------------------------------------------------------------------- ▼ 地場産センターからのお知らせ ●新商品開発・販路計画個別相談会1〜3月開催のお知らせ  地場産業振興センターでは、「地域企業の商品開発、新商品の販路計画の  支援」のため、下記により相談会を開催します。 相談事項の指導・アドバイスには、全国各地で商品開発コンサルタントと して活躍されている(株)クルー代表取締役馬場了(さとる)氏があたります。   〇1〜3月の相談日  日にち:1月22日(水)、2月26日(水)、3月12日(水)  時間:午後1時〜午後3時まで  会場:三条・燕地域リサーチコア 4階総合相談室2 ■お申込み・お問合せは、産業支援部デザイン振興課まで   TEL:0256-32-5806  FAX:0256-32-5701 詳しくはこちらをご覧下さい。   http://www.tsjiba.or.jp/mlmag/bkno/ml_2501.html ●売れる商品開発システムミニセミナー開催のお知らせ  商品開発を進める際に、生活者ニーズ把握、企業環境分析、商品開発テー マの設定・検証、アイデア発想、商品コンセプトの設定等をシステム的に学 び仮想体験し、効率的で売れる商品開発のシステム研修を商品開発コンサル タントの馬場了氏を講師に3回シリーズで次のとおり開催します。是非、ご 参加ください。 開催日時: 第1回.1月22日(水)午後3時15分〜5時45分 第2回.2月26日(水)午後3時15分〜5時45分 第3回.3月12日(水)午後3時15分〜5時45分  会場    第1回   三条・燕地域リサーチコア4階異業種交流プラザ2・3    第2・3回 三条・燕地域リサーチコア6階研修室4 講師: 株式会社 クルー 代表取締役 馬場 了 氏  (インダストリアルデザイナー、商品開発コンサルタント、Gマーク審査委員ほか) 参加対象: 会社経営者・役員、商品開発・商品企画担当者    募集定員〜12名(2グループ編成します。1社2名以内で申し込み下さい。) ※参加者が多い場合は調整させていただきます。 参加費: 1人2,000円+テキスト代(テキスト本代2,940円) 参加費は初回当日納入    ※テキスト名 「ヒット! 商品開発バイブル」(明日香出版社) 申込み期限: 1月16日(木)(※1月6日より受付、申し込み順) 申込み方法:    参加申込書に所定事項記入の上、FAX等で申し込み下さい。 ■お申込み・お問合せは、産業支援部デザイン振興課まで   Tel:0256-32-5806  FAX:0256-32-5701 詳しくはこちらをご覧下さい。  http://www.tsjiba.or.jp/mlmag/bkno/ml_2601.html ●インターネット講演会開催のお知らせ 1.題名 中小製造業のネットビジネスとは〜その取り組みと今後の方向性〜」 2.日時 平成15年1月10日(金) 午後1時30分〜 3.会場 (財)新潟県県央地域地場産業振興センター 別館 三条・燕地域リサーチコア 7階 マルティメディアホール 4.講師 (株)リエゾン 代表取締役 新川 雅之 インダストリーネットワーク(株) 代表取締役社長 大橋 俊夫 (株)ナリタ工業 代表取締役 成田 秀雄 スペック(株) 代表取締役 原田 義則 5.内容 1.事例発表(13:30〜15:00) 「諏訪地域のネット戦略」 前出 大橋 俊夫 「三条工業会のインターネット戦略」 前出 成田 秀雄 「燕バーチャルファクトリー」 前出 原田 義則   2.パネルディスカッション (15:15〜16:30) 「中小製造業のためのネットビジネスを考える」 3.懇親会(17:00〜18:00) 新川・大橋・成田・原田講師を囲んで、レストランで懇親会を開く。 (会費3,000円) ★問合せ  (財)新潟県県央地域地場産業振興センター     総務部情報管理課     TEL:0256-32-5808 FAX:0256-32-5703     mailto:jyouhou@tsjiba.or.jp ==================================================================== メールマガジンの配信中止、バックナンバーの閲覧等はこちらでお願いします。 http://www.tsjiba.or.jp/mlmag メールに関するお問合せ、ご意見ご要望はこちらまで。 発行:三条・燕地域リサーチコア内 総務部情報管理課 TEL:0256-32-5808 FAX:0256-32-5703 mailto:jyouhou@tsjiba.or.jp ====================================================================