地域内企業への支援

燕三条ブランド

燕三条ブランド

「燕三条」の知名度を上げ、農商工全ての地域産業の活性化を図るために、地域ブランドの確立を目指しています。
全国的には、古くから金属加工技術の集積地として知られている「燕三条」ですが、信濃川の豊かな水と肥沃な大地の恵みを受けて農業も盛んな地域です。双方を融合させて、一つの価値ある地域ブランドとして発信し、自然環境と人にやさしい「オーガニックなライフスタイル」を、「工業と農業」「伝統と最先端」のものづくりが共存する「燕三条」ならではの価値観で創造していきます。

燕三条ブランドマーク

TSUBAMESANJO organic lifestyle creations

燕三条ブランドが目指す自然と共生するオーガニックな世界観を現代版花鳥風月紋様で表現し、「燕」をツバメの絵で、「三条」を3本の線で表しています。
またこの3本は、この土地に様々な恩恵をもたらしている「信濃川」「中ノ口川」「五十嵐川」の3本の川を示しています。

ブランド確立への取り組み

地域ブランド確立のため、2009年に「燕三条プライドプロジェクト」が設立されました。
このプロジェクトは、互いに相乗効果が発生する複数のグループ・プロジェクトから構成され、燕三条の魅力を表現するライフスタイルを創造して、様々な活動を通じて発信してきました。
燕三条ブランド推進部では、そこで生まれた様々な活動を支援しています。

「燕三条まちあるき」 https://www.tsubasan-aruki.jp/

幾度もの水禍を克服する過程でこの地域特有のものづくりの技術や文化を育んできた「燕三条」ならではの魅力を、地元のナビゲーターとともに巡ります。ものづくりの見学や体験、まちの歴史を辿ることで、「燕三条」の“ものづくりの心”に出会います。

燕三条 「畑の朝カフェ®」 https://asa-cafe.jp

農園主によって四季折々に開かれる、旬の“素敵”を集めた特別なカフェ空間です。田畑が魅せる美しいロケーション、農作業体験と農園主との交流、収穫鋏やカトラリー、椅子テーブル等の高品質な燕三条製品など、「燕三条」の魅力をトータルで体感できます。

「ブランキングアート®」 http://blanking-art.jp/index.html

製造工程で排出される事業排出物(ブランク材)を使い、創意工夫によって新しい価値ある作品(製品)に生まれ変わらせることで、「ものづくりの心と技」を表現しようとする取り組みです。これまでに104作品が生まれました。

燕三条職人のことば集「こうばのじてん」 http://blanking-art.jp/koubanojiten/

燕三条のこうばの職人達の会話は方言が入っているうえ、そこ(現場)でしか使わない専門用語や業界用語がごちゃまぜになっていて聞き取れない。そんな場面で役立つ、工場巡りが何倍も楽しくなる職人のことば集です。

デザインへの取り組み

⾦属加⼯のまちとして知られる「燕三条」では、先⼈が培ってきた技術とものづくりの精神がデザインと融合し、数多くの魅⼒的な商品を⽣み出してきました。早くからデザインを取り入れた商品開発が⾏われてきたことが、商品の差別化や⾃社ブランドの確⽴につながり、中⼩企業でありながらも各業界のトップクラスのブランドが数多く存在する理由の一つと言えます。

燕三条ブランド推進部では、国内外のデザイン賞にチャレンジする企業へのアドバイスや、首都圏で展示会を開催して受賞商品を発信するなどの支援を行っています。

産業観光への取り組み

オープンファクトリー https://www.tsubamesanjo.jp/kanko/factory/

つくり手が活動し、ものを作り出していく現場を公開してお客様に体験していただく取り組みです。普段は見ることのできないものづくりの現場に触れることで、ものづくりの魅力やその価値を知ることができます。また作り手はお客様との交流を通してものづくりの喜びや誇りが醸成され、自社の価値に気づくことで新しいビジネスの可能性へ繋がります。

観光情報の発信 https://www.tsubamesanjo.jp/kanko/

「燕三条」のものづくりの歴史と伝統を遡ると、江戸時代の和釘づくりが転機であると言われています。ものづくりに大きな影響をもたらした自然や農作物、産業と共に育まれた祭りやグルメなど、「燕三条」の様々な魅力を発信しています。